★久しぶりに旧書を再読する

  

   年が明けて、間もなく1ヶ月が経過いたしますね。早いものです。

そんな状況を考えた、これは私個人の、ここ1両日の感慨です。

 

レオン•サリラ

 

   ニコライ・ベルジャーエフの「霊の国とカイザルの国」を再読した。
もう何十年ぶりかの再読だったが、目を通して見ると、また目を開かれることが多くあった。

 

   キリスト教においては、神秘とは神との合一にいたる霊の道程(パスワーキング)である。ところが宗教では、霊的体験が客観化され、集団化され、組織化されている。
   それに対して「魔術的タロット」と神秘主義とは、聖なる恩恵を深淵から、すなわち人間における神的要素の根源そのものから与えられる啓示だと考える。

 

   ベルジャーエフによれば、「神秘主義」は、「主体と客体の対立を超越し、客観の力に屈従しない霊的体験」と定義される。この神秘主義の捉え方は重要である。こんにちのわれわれは、さまざまな社会的・経済的矛盾を抱えながらも、かつてのような今日・明日の衣食住には追い詰められてはいない。年金やガンへの心配も、将来を見越しての不安、恐怖である。
   かつてのわれわれは、明日の食事にありつけない恐怖を抱き、肺結核に対しては今日から寄り付けない恐怖を抱えていたのである。つまり、こんにちの恐怖や不安は、思考、イメージの産物である。

 

   今日・明日にさし迫る不安や恐怖でないにもかかわらず、それに怯え、対処できなくさせ、不満と事件を毎日のように誘発させているのは、われわれに霊的創造力が欠乏しているからではなかろうか。

 

   キリストは、人間を神に結びつける絆を体現していたのであり、受肉したイエスが存在しない今は、人格的な聖霊の発見が、こんにちそれに結びつく道である。
それはもはや旧来のキリスト教によって実現するものではなく、新しい霊的な時代の創造が求められている現代には、新たな探求の形態が必要であるに違いない。私は、われわれが実践する「魔術師のタロット」は、それに対する明確な答えの1つだと思っているのである。

★九州タロットツアーin福岡『ジュルジュ・ルオー展』

★2019年のスタートから、九州にて心に残る体験をしてきました。

 

【ジョルジュ・ルオー展】

博多を散策している時に目にとまった、このポスター。

 NHK でルオーを特集していたのを見ていたので、心が動いてしまいました。

 

『ルオーに出会いたい!』・・・と。

しかし、北九州・・・行ったことない・・・。

博多で丸1日オフになることも珍しいので・・・この際『北九州美術館』へ行ってきました。(高速バスで1時間以上は乗りました)

 

 

*北九州美術館がある町は、素敵な郊外にありました。

高台から海の見える景色を見て「来て良かった!」と思わずつぶやいていました。

 

 

 

[ヴェロニカ]

ヴェロニカは、十字架を背負い、ゴルゴダの丘に向かうキリストに額の汗を拭くように、自分のヴェールを差し出した女性です。

 

私は、何度も何度もこの絵の前に立ち止まり・・・ずっと眺めていました。

次第に・・・昔の記憶が甦りました。

最初に「レオン先生のタロットの門をくぐった日」のことです。

 

私は、前日に忘れることのできない《夢》を見ました。

無人島の宝島に漂着した私は、島の中にある城に入り、目の前の「宝箱」に胸を膨らませて開けると・・・その宝箱は空っぽでした。

 

ガッカリした私の目の前にあったのは「シルバーに輝くマリアさま』の絵でした。

マリアさまは《目》が十字架でした。

このヴェロニカを見つめている内に、私には、ヴェロニカの目が十字架に見えたのです。

 

 

 

[受難(エッケ・ホモ)]

「エッケ・ホモ」とは、「この人を見よ」の意。

ルオーが描いたキリストの中で、とりわけ優しく感じた作品でした。

 

 

 

《聖心》 

「聖なる心臓」を描いたこの七宝作品です。

聖なる心臓の図像は、キリストの罪のあがないへの崇敬を象徴します。

ライダー版の「ソードの3」と関連しているのでしょう・・・。

(調べてみる価値がありますね)

 

 

摩風ゆみ (マシュー)

 

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ただ1つの条件に向かって

 

   年末に、学生時代からの友人で、今では年に1度ほどしか会わない友人から便りをもらいました。

 

「最近、山頭火の随筆集を寝しなに目を通していて、その流れで尾崎放哉も読み直すこともあります。孤絶と称される放哉の生き方から生まれた彼の俳句を、君ほど深く読み込んだ人はいまだ知らず、君の感性の凄みをそこに今も感じます。
   前回お会いした時にお伝えしましたが、親友のH君が亡くなって、既に1年が過ぎました。亡き友への喪失感がますます大きくなっている自分がいます。もう会えぬという焦燥感が突然湧いてきて、H君が単なる友ではなく、自分の命を支えてくれていた大事な存在であり、自分の一部分そのものであったことを痛切に感じています。この感覚を伝える人もなく、これは自分だけの感覚であり、いま誰とも共有できぬもどかしさを味わっています。自分はH君がそれだけ重みのある友であることを、彼に伝えられていたかどうかーー。
大学生活では、生涯にわたる良き師、良き友たちに出会うことができました。恵まれていたと感謝しています。

 

   私の生涯のテーマは、生家の寺にある巨大な3如来坐像の眼に見すくめられて育った己の生は何であるのか、突き止めることだと思っています(*彼の生家は寺で、彼はそこの次男坊である)。少年の頃から見慣れた、あの突き放したような厳しい眼に、私は落ち着かぬ己のあり方を見通されているような、しかしどこか安心もさせてくれる、アンビバレントな思いを持ったものでした。
   ここ十年近く、ブッダの悟りが何であったかを追いながら、初期仏教、部派仏教、大乗、密教への変遷、そして日本の祖師を学ぶことで、改めて仏教の変遷に込められた悟りの深化、変化の中に、自分の安心をどう置けるか、いくつもの書籍に教えられながら、書き綴っているところです。
この拙い試みをささやかながら私の生きた証として、感謝を込めて、Y先生、H君、両親に手向け、この世に生まれたことへの印としたいと願っています。」

 

   友人からのこの報告が、2019年への1つの強力な私の道しるべになってくれるように感じています。
   今年の、皆さまのご平安を祈ります。



タロット王国
レオン•サリラ


私が仏教や「歎異抄(たんにしょう)」を理解する上で多大な影響を受けた哲学者・梅原猛氏が亡くなられました。感謝申し上げるとともに、謹んで哀悼の意を表します。


年頭にあたっての想い

 

 

< 平和の詩全文 >

(原文のまま、沖縄県平和祈念資料館提供)

 

生きる

      

浦添市立港川中学校3年 相良 倫子

 

私は、生きている。
マントルの熱を伝える大地を踏みしめ、
心地よい湿気を孕んだ風を全身に受け、
草の匂いを鼻孔に感じ、
遠くから聞こえてくる潮騒に耳を傾けて。

 

私は今、生きている。

 

私の生きるこの島は、
何と美しい島だろう。
青く輝く海、
岩に打ち寄せしぶきを上げて光る波、
山羊の嘶き、
小川のせせらぎ、
畑に続く小道、
萌え出づる山の緑、
優しい三線の響き、
照りつける太陽の光。

 

私はなんと美しい島に、
生まれ育ったのだろう。

 

ありったけの私の感覚器で、感受性で、
島を感じる。心がじわりと熱くなる。

 

私はこの瞬間を、生きている。

 

この瞬間の素晴らしさが
この瞬間の愛おしさが
今と言う安らぎとなり
私の中に広がりゆく。

 

たまらなく込み上げるこの気持ちを
どう表現しよう。
大切な今よ
かけがえのない今よ

 

私の生きる、この今よ。

 

七十三年前、
私の愛する島が、死の島と化したあの日。
小鳥のさえずりは、恐怖の悲鳴と変わった。
優しく響く三線は、爆撃の轟に消えた。
青く広がる大空は、鉄の雨に見えなくなった。
草の匂いは死臭で濁り、
光り輝いていた海の水面は、
戦艦で埋め尽くされた。
火炎放射器から吹き出す炎、幼子の泣き声、
燃え尽くされた民家、火薬の匂い。
着弾に揺れる大地。血に染まった海。
魑魅魍魎の如く、姿を変えた人々。
阿鼻叫喚の壮絶な戦の記憶。

 

みんな、生きていたのだ。
私と何も変わらない、
懸命に生きる命だったのだ。
彼らの人生を、それぞれの未来を。
疑うことなく、思い描いていたんだ。
家族がいて、仲間がいて、恋人がいた。
仕事があった。生きがいがあった。
日々の小さな幸せを喜んだ。
手を取り合って生きてきた、私と同じ、人間だった

 

 

この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。

 

大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。

 

これからも、共に生きてゆこう。
この青に囲まれた美しい故郷から。
真の平和を発進しよう。
一人一人が立ち上がって、
みんなで未来を歩んでいこう。

 

摩文仁の丘の風に吹かれ、
私の命が鳴っている。
過去と現在、未来の共鳴。
鎮魂歌よ届け。悲しみの過去に。
命よ響け。生きゆく未来に。
私は今を、生きていく。


* 高橋三郎先生の学びの合宿にも参加されたことのある、敬愛する知友「かばのたから」さんのメッセージを、
心を込めてご紹介いたします。

タロット王国
レオン•サリラ

★2019年のメッセージ『12サインの1年間のテーマは!』

女 タロット王国の12サイン「魔術師のトートタロットで読む」

2019年を喜びと幸運へと導く『1年間のテーマ』をメッセージにしました。

今年もみなさんのお役に立てますように!


 

【牡羊座】

★テーマ :再生。

ずっとやりたかったこと。いつかはと思っていたこと。

2019年は、今こそ心に秘めてきたことを実現する時です。

そのためには、何かを手放す必要性にせまられます。

それは、これまで築き上げてきた仕事のスタイルや立場。

またはあなたのプライド。これが自分だと思ってきた態度かもしれません。

どこかに歪みがきていることを実感しているのなら《手放す》ことから始めてみましょう。きっと「もう必要のないもの」・・・本当の自分らしさに目覚める1年です。

 

 

 

 

【牡牛座】

★テーマ :自分の限界を決めない。

あなたがこれまで携わってきたことの成果や実りある人間関係の豊かさが、ゆとりと実行力を生んでくれます。

2019年は、自分の魅力を表現することが求められます。

美しい身体をつくるのもいいでしょう。

さらに必要なことを習得するのもいいでしょう。

しかし、一度決めたことはひるまないで最後までやり通しましょう。

労働や忍耐をいとわなければ、あなたの新しい世界を建設する1年へとスタートして行けるでしょう。

 

 

 

 

【双子座】

★テーマ :全速力で前へ進め。

不安や恐怖を乗り超えて行くためには、何よりも《熱意》が大きな力になります。

それには、頑張らねばではなく・・・「自分がやりたいのでやる!」

双子座のあなたにも《あんなことができるんだ》というようなものがあるはずです。

今年は本当の自分を探究すること。

まずは興味のあること・・・失敗を恐れずに、自分を試してみることから始めてください。2019年は、あなたが輝く、生きる喜びを発見する1年が到来してきます。

 

 

 

 

【蟹座】

★テーマ :仕事で成功すること。

それは何も有名になることやお金持ちになることではありません。

自分が《考えたことを実現》することをいいます。

なぜなら、人生を楽しむためには、自分が納得した結果が出ないと空しくるからです。

今年は悩むひまがない程に、仕事や勉強に打ち込みましょう。

あなたを惑わす誘惑に巻き込まれないためにも、野生的なたくましさが要求されます。

それは、ちょっとやそっとのことで泣き言をいわない・・・骨太になることです。

しっかり仕事をした後は思いっきり遊びましょう。

2019年は、頑張った分のご褒美が与えられるでしょう。

 

 

 

 

【獅子座】

★テーマ :決まりきったパターンからの脱却!

2019年は、何かの干渉や苦痛、限界を乗り越えることで大きな成功への始まりとなります・・・それには過去に囚われないようにすることが肝心です。

獅子座のあなたへのアドバイスは、素直になって泣きたい時は泣く。

苦しい時は苦しいといいましょう。そうすると《突破するエネルギー》が生まれます。

今年は人生の荷物を軽くする方向へと移行してください。

まず今月は、新しい計画を考えて、前へ進む決心をしましょう。

子どものような好奇心と透明な心が、全く新しい1年へと道が開いて行くことを教えています。

 

 

【乙女座】

★テーマ:爆発的に行動する!

人生を充実させるには、今年は何よりもよい時期です。

乙女座のあなたに目指しているものがあるのなら「楽したい」という心を封印しましょう。あなたの幸運を阻む《敵》はどこかにいるのではなく・・・自分の弱い心です。

人の陰に隠れて過ごそう。安全地帯に隠れていようとする弱さを消し去りましょう。

2019年、何かを始める時には『一瞬に光るように、時間をかけない。』

時間をかけると損得のずるさがあなたに入ってくるからです。

つまり気が変わってしまいます。

心の中で温めてきたことをいよいよ実行する1年の始まりです。

 

 

 

 

【天秤座】

★テーマ :自由を求めて新しい方向へ。

あなたの願いを実現するには、時間をかけて実力をつける、経験豊富になることを心がけてください。しかし自分で自分を追い込んでプレッシャーでつぶされそうになっている天秤座も多いでしょう。現在、あまりに多くのことが押し寄せてきても心配する必要はありません・・・すぐに過ぎて行きます。

今年は、あれもこれもでやり過ぎない・・・「ちょうどいい」を身に付けてください。

大事なことは、自分の興味に人生の全てをぶつけられるか!・・・運命から試される時がやってきます。

2019年は「自分がいかに生きていくか」を見つけ出す年になりそうです。

本当に《自由に生きる人生》があなたを待っています。

 

 

 

【蠍座】

★テーマ :信頼できる人間関係をつくる。

自分が警戒しないでいられる場所。

私たちが、人間関係の中で傷つくのは「自分のエゴイズム」です。

エゴがなければ傷つかない。

つまりあなたのエゴをどう扱うかが2019年のテーマになりそうです。

1つは、私たちに《豊かさ》があれば、人の悪意に傷つくことはありません。

2つ目は「今までと違う考え方ができるか?」

それがあなたを大きく変えて行くことになります。

あなたが変われば、今までとは違う出会いが訪れます。

2019年は、異なる人生を見つけ出す大チャンスになって行くでしょう。

 

 

 

【射手座】

★テーマ :自ら進んで物事に取組む。

あなたの理想や希望を十分に育ててください。

それは、未来性のないものやシステムを根こそぎ変えて行こと、または人の役に立つことかもしれません。そのためには「知識や技術」を訓練して強くなることが求められます。

まずは2019年の始まりに、自分がどこへ向かって行くのか《青写真》を完成させましょう・・・大事なことは現実を無視しない。

射手座のあなたが「幸運の扉」を開くためには、心はオープンに正直に行動することを心がけてください。

考えを分かち合える仲間や応援してくれる人たちができることが、今年の大きな《収穫》になるでしょう。

 

 

 

 

【山羊座】
★テーマ :自分を信じる!

迷わない。率先してやる。まずは理屈より体験!

山羊座のあなたが、しようとしていることは、何であれ実行するのは《今》だと決心してください。先延ばしにすることは、貴重な時間を無駄にすることになります。

2019年は、いよいよ新しい日の出が昇ってきたように感じる山羊座の人達もいるでしょう。タイミングを逃さなければ、あなたが望む実現へと可能性が高くなります。

人生の舞台に立つ時は今年なのです。スタートを送らせることは大きな損失になります。

準備不足だと不安になる人もいるでしょうが、手をつけたことに集中して、勤勉さを心がけてください。

あなたの埋もれた能力をいよいよ発揮する1年が始まります。

 

 

 

 

【水瓶座】
★テーマ :存在価値を発見する。

2019年は、個人的な目的追求よりもみんなと一緒に力を合せること。

他者と関わること、人と共感することで、あなたの中で眠る「パワーとバイタリティー」が引き出されます。

しかし、あなたに自己防衛的本能が働くと「ギアが停止する」ように結果が出なくなってしまいます。

今月は、自分の持ち場や仕事を居心地よくしてみましょう。

しばらくは中身を育て、充実させてください。

あなたが望むものを手にするためには、内部体制を組織化することで、次の目標は有利に展開して行く1年になるでしょう。

 

 

 

 

【魚座】

★テーマ :人生を科学者の様に見つめる。

今年のキーポイントは、「調査する、分析する、学習する」など、あらゆる観点から情報を集めることが要求されます。

これまでの行き詰まりを打開するためには、何ごとも時間を賭け過ぎたり、ほったらかしにしてはいけません。

まず1月からは《行動計画》を立て、心機一転で望むことから始めてみましょう。

資格取得や技術の訓練など、あなたが必要だと思うことには大いにチャレンジしてください。2019年は「周りがあなたを認めてくれる!」このチャンスを逃さないようにしましょう。

 

 

 

 

 

 


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★2019年 新春のお慶びを申し上げます。

 

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