★トート版『魔術師のタロット1日体験講座』開催中。

読書 レオン先生の「トートタロットの解説」と「リーディングレッスン」を体験して頂きます。
日本で唯一、トートタロットを総合的に学ぶためのレッスン講座です。
まずは、1日体験講座で、実際のレッスンをお試しください。
【レッスン料】¥3,000
【時 間】13:30〜17:00
(約3時間30分)
【日 程】
・1月10日(土)・1月11日(日)・1月24日(土)・1月25日(日)

女 ご希望の「第1希望と第2希望日」の日程をお知らせください。
またレッスン会場の地図や詳細は、メールにてご案内させて頂きます。
皆様のご連絡をお待ちしています。

【お問い合わせ】
スタジオ・ディーヴァ・ガイア「タロット王国」
<メールはこちら> studio_dg@mac.com
担当:摩風ゆみ(マシュー)

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」最終章

最後の日。
朝、#8アジャストメントの視覚化レッスンをやる。
そして、レッスンでの質問は
★あなたはどんな人生の土台を見つけましたか?

私は、タロットを仕事にして、知っていたつもり、わかっているつもり
・・・大体のことは知ってますよ・・・な態度。
(本当は、上辺だけのことだ。)

入院してみると・・・この世界では、私が想像していたより
現実はつらく、悲しく、重い。
しかし、喜びや笑いがなくなったわけではない。

これから、迎える老後や、生活。
一人暮らし。
突然の病気。

「どんな人生の土台が見つかったのか?」
*百聞は一見にしかず

実際の体験は、本で読んだ世界では到達することができないものが、飛び込んでくる。
私が受け入れる、受け入れないに関わらず、飛び込んでくる。
優しさも激しさも悲しみも喜びも

向こうから飛び込んでくる。


まさしく、私はイスラエルには行っていないが(先日ブログで書いた「森山未來」のこと)
入院という10日間の内面の旅に出かけてきたようなものだ。

こんな思いになるとは思っていなかった。
こんな気づきをするとは思ってはいなかった。

本当の意味で、タロットで何をするのか?
何をしようとしているのか?

森山未來が、自分がダンサーなのか、役者なのか、どちらなのか、もうどう呼ばれてもいい。
「自分は森山未來」だといっていた。

私も「タロットは、占い師ではなく、カウンセリングだ。」
・・・とツバをとばしながら吠えていても・・・
しかし、私としては、タロットカウンセラーもしっくりこない。

もし土台が見つかったとしたら、「私は摩風ゆみ」を生きる。
たぶん、今の私の答えだ。

それにしても看護士さんには・・・頭が下がります。
私にはマネができない。
本当にお世話になりました。
摩風ゆみ


 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その9

昨日は、新しい人がこの病室に入ってきた。
私と同名のゆみさんらしい。

年齢も私と同じくらいだ・・・・とても関心することに、返事がいい。



ゆみさん「お願いします。」
看護士 「○○なの。」
ゆみさん「はい、よろしくお願いします。」

とにかく、ハキハキと返事をする。

「心映え」という言葉があるが。
内面は、外に表れるとそう思った。

 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その8

いよいよ最後の夜。
隣の母と娘は、部屋の移動・・・落ち着いたというか、ちょっとさみしい気もする。


前のご婦人は、救急で運ばれたらしく、インシュリンの治療をされている。
とても気丈で、物腰がやわらかい。

そんな婦人にとって慣れた病気のようだが・・・立て続けの治療や検査が重なり。
ぽろっともらす一言「・・・私、死ぬのかな・・・。」



聞きたいわけではなく、聞こえてくる。
そして、小さくささやく声でお祈りをされていた。

毎日ご夫人は、朝、夜、お祈りをされているようだ。
私は、美しいと思った。

「きっと、大丈夫。」と声をかけてあげたかった・・・。
小さくつぶやく。

わたしもフールに祈りを捧げる。

 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その7

入院生活も後1日・・・・病院から見える夜景です。
東京のもう一つの顔です。





 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その6

病院の窓から富士山が見える。
患者さんの楽しみや話題は、「富士山が見える。」

朝、新しく入られた前のご夫人が、
「窓から富士山が見えるのよ・・・なんか、うれしくなっちゃった!」



東京の人にとっては、富士山は特別な存在だ。
こうやって見ると分かるのですが、他の山から一つだけ、突出している。
つまり抜きん出ているのだ。
それも白い雪をまとって。

江戸の昔からよく富士山が描かれているが、関東のシンボルであり、
日本のシンボルであることを再確認した。

 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その5

おはようございます。
昨日25日の昼食・・・・クリスマスぽい感じです。
シュチューの人参の★型・・・こんなのがぽっくなるんだね。
おいしかったです。







 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その4

隣の母と娘のコンビには、嫌みもいわれるが、グット心に響くことを
Bedを挟んで会話をしてくる。

嫌みといえば、私が咳をするので
「ここは風邪ぴきさんがマスクもしないでコンコンするので、うつされそう。」
とか、なんとかかんとか。
(マスクしてますけど。)



しかし、時々泣かせてくれる。
聞いているわけではなく、カーテン一つ挟んだ病室。
聞こえてくるのです。

朝から、おばあちゃまである、お母さんが早速看病に。
朝11時〜夜8時までみっちり
すごいとしかいえない。



娘さん 「これから寝たきりになるかもしれない・・・」
    「みんなに迷惑かけてまで、生きていくなんて___」
    「病気するために生まれてきたわけじゃないのに・・・何で私だけが・・・泣泣」

お母さん「そんなこと言ったって、しょうがないじゃないか。」
                           (母は強い。)
    「自分が一生懸命に生んだ子だよ」
    「自分の子供で、いらない子供なんて一人もいないんだよ。」

そうなんだ・・・いらない子なんて一人もいないんだ。

摩風ゆみ


 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その3

★体調も段々回復、検査の結果も炎症の数値が減っている。
・・・もう少しだ。



*そんな中、ご近所に住むマイヤさんが、お見舞いに来てくれました。
みなさんには、あまりに“ひどい顔”をお見せしたくないので・・・お見舞いをお断りしていましたが。
理由は、
 

*しかし、どうしてもマイヤさんに、年内にお願いしたいことが・・・。
そんな中で、ケーキを頂きました。
それで、昨日クリスマスイブだと気づいたのです。
やっぱり、ケーキがあると雰囲気がいいね!
(レオン先生と2人で食べました。)
・・・感謝します。

*下の「レーズンと&ナッツのケーキ」は、12期生の白石さんのお手製です。
レオン先生が、私の居ない朝食を毎日切って頂いているそうです。
(助かっています。)

病院からメリークリスマス
ありがとうございました。
摩風ゆみ

 

★ひさしぶりの入院生活「こうなったらブログ書くしかない。」その2

入院生活、初日に、急ぎの仕事をBedに持ち込み、macと原稿やらで秘密の部屋になっていた。
Bedのカーテンを締め切り、“カシャ、カシャ”やっていた。

お隣の付き添いのご夫人が、何かを察したらしく
「隣の人は、内職でもやってるのかしらね?」

私は、思わずその発想が・・・とてつもなく面白過ぎて吹き出しそうになった。
しっかり聞こえるのに、聞こえないと思ってしゃべっていることにも驚くのだが。

とにかく、いろんな世の中のことが、 Bedの中では聞こえてくる。



そのお隣の患者さんは、50代の後半らしい。
毎日、付き添いで看護のおばあちゃまがいらっしゃる。
母と娘である、娘が寝たきりの病気のようだ。

その日は、私もまだ高熱でうなされていた。
(注:あれから現在回復中です。)
2人の何気ない会話が漏れてくる。

娘さん 「あの辻が花が着れるかなー。」
お母さん「着たいの?」
娘さん 「もったいないから着たい。」

私は、高熱と聞き漏れてきた会話に
ん____。ヴワァーと何かがこみ上げてきた。
涙があふれてきた。
着たい!・・・んだ。

私は、母と娘のやりとりでそんな晴れやかな日や特別な着物を着るような日が
ずーとなかったことが伺えた。
これからはリハビリと病院通いの日々。
なぜなら、そのために通販でダウンを買ったと聞こえてきたからだ。



楽しいことや、いつかは、あれを・・・などなど。
50過ぎると・・・やれることに限界があることが分かる。
もうあれも、これもは出来ない。
一番やりたかったことでさえ、無理かもしれないと思ってしまう。

遠い日々になってしまっている。
特別な日だけ、楽しくって。
日常が味気なく、ただ1日を終わらしている・・・その連続。
私は、娘さんの「着たい!」
この言葉が、何かを集約していた。

私に今、そんな気持ちになれる、言いたいものがあるか?
たしかにあったし、あるはずだったが・・・遠くに感じる。

今は、その辻が花の着物はそのままでは着ることはできない。
だから、お母さんは「じゃー仕立て直しをしなくちゃね。」

母と娘の会話で聞こえてきたこと・・・・。
やさしい会話でした。

摩風ゆみ

 
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