5月を感じさせてくれる花。
思わず、シャッターをきりました。
i phoneで撮っただけですが。
この花が、アイリスなのか、菖蒲なのか?は実際はハッキリしません・・・。
調べても難しいのです・・・それにしても“紫”が眩しくて立ち止まりました。
ところで、「トートのタロット」には、このアイリスの花の図像が描かれています。
・アイリスの花の紋章。
(wikipediaより)
左「#3.The Empress 女帝」と右「#4.The Emperor 皇帝」
2枚のカードの右下にこのアイリス(王家の紋章)の花が描かれています。
*トート・タロットの象徴の意味では、「王者としての力」「統率力」を表しています。
【アイリスをちょっと調べてみました。】
歴史上では、紀元前1500年頃のエジプトのファラオの墓石に
彫られているのが最初だといわれています。
古代エジプトでは、王家のシンボルであり、アイリスの3枚の花びらを
「信仰・知恵・勇気」の象徴とされていました。
また4世紀頃のエジプトでは、歯磨きに、食塩、黒胡椒、ミントの葉やアイリスの花などの
粉末状の歯磨き粉を使っていたということです。
試してみたいですね。さわやかというか、刺激的すぎるかもしれません。
時代を下って見ていくと・・・
ギリシア語で、アイリスはイリスといわれ「虹」を意味し、
ギリシア神話に登場する「虹の女神」を表しています。
「天上と地上を結ぶ虹の橋を渡る使者」になったことからです。
さらに時代を進んで見てみましょう。
ヨーロッパでよく見られるこのアイリスの紋章は、
フランスの君主が最初に採用したということです。
3つの花びらは、「神の印」であり、「聖三位一体」を象徴し、
「信頼・知恵・騎士道精神」を表しているといわれています。
つまりフランス王の権威は、直接神から授かったもの・・・ということを表しているようです。
色々調べてみると、トート・タロットの「#3.The Empress 女帝」と「#4.The Emperor 皇帝」
女帝、皇帝→人の上に立つとは、
(王者の力)信頼・知恵・勇気が必要のようですね。
つまりこれは、古代から続くリーダーになるための3大法則かもしれません。
・・・誰でも知っているようなことでしたね。
でも3500年前から、人はそれを唱えていたことになります。
普遍的なことは、現代に続いているのですね。
摩風ゆみ(マシュー)