「その後、モーセが、出エジプトから、辛い砂漠の放浪に耐えて行けたのは、
強い<神への信仰心>があったからなのだ。
エジプトから追放された、ミデアンの地の40年間がその信仰心をつくったんだよ。」
★トートのタロットの制作者でもある、アレイスター・クロウリーは、そのことを
『隠された40年(長いオミッション)→ある日帰ってくると、天才的な活躍をする。』
(例えば、キリストの話)
最初は、キリストのことを誰も知らなかったが→バプテスマ(洗礼)を受けて
→荒野の試練を受け40日間過ぎると・・・キリストになって行く。
モーセも、我こそは、と乗り出すが、命をねらわれエジプトから逃れて行く。
しかし、追放の40年間を経て・・・その時、神から呼ばれたモーセは、
エジプトに戻ると、解放のリーダーになるのだ。
アレイスター・クロウリー
★ここがポイント
モーセは、80才過ぎの老人。「自分には、もうその気力も実力もない。
イスラエルの人々を、エジプトから解放することが、出来るとは思えない!」
と、神に対して断ります。
レオン
「最初の1回目と違うのは、自分の力ではなく、2回目は、神の声を聞いて、やらされたのだ!
・・・選ばれる!・・・ということは、やらされることなのだ。」
摩 風
「モーセは、神になぜ選ばれたんですか?」
レオン
「もちろん、モーセにはその性質はあったが・・・王女に育てられので、エリート意識があったんだ。・・・それが、ミデアンの地での40年間、羊飼いとして生活をして・・・
<自分は普通の人間だ。>
<自分が優秀だから選ばれたのではない>・・・と完全にわかったからなんだ。」
*モーセは、神の力の印として「神の杖」を与えられる。
★ここがポイント
では<神話>と<タロット>との関連性は、何か?
【レオン・サリラのタロット講座より】
「自分がタロットを読むのではなく・・・フールの導きによって読む。
読んでいるのは、自分ではない!
フールの力によって、クライアントの人生を読むんだ。
関心が、自分意識から離れない限り、タロットを読むことはできない。
モーセが、最初に<失敗した理由>は、
やるのは、神ではなく<自分>・・・だったからなんだ。
失敗したモーセは、40年の追放生活の末・・・・神により召命される・・・
そして2回目、神の声により、イスラエルの民と、エジプトを脱出して行くんだよ。
つまり、自分の力ではなく、神により導かれて、エジプトから脱出することができたのだ。
「本物のタロットリーダーになるためには・・・フールとの接触が必要だ。
(そのためのレッスンが、「視覚化瞑想レッスン」です。)
ただ、感だけで読んでいては“占い”にはなっても・・・人生にはならない。
(注):フールとは、タロットを学ぶ私たちにとっては、“タロットの霊”。
一般には、“見えない宇宙の大きな力”。
占いは、タロットの一部ではあるが・・・タロット=占いではない。
人生いかに生きるか!
それを発見するのが、タロットだ・・・それが<魔術師のタロット>なんだ。
(*摩風「ほとばしるエネルエギーで、いつも熱く語ってくれるレオン先生です。」)
レオン
「そして、モーセは、神を信頼し約束の地、カナンを目指して40年も放浪した。
すでに120才。生きている間には、約束の地“カナン”へたどり着くことはできなかったが
・・・次の指導者によって、約束の地へとたどり着いたんだ。
摩風ゆみ(マシュー)