こんにちは。摩風です。
今日は、ひさしぶりに、タロット講義より、
印象に残ったカードについて書いていきたいとおもいます。
11期のパスワーキングでの<Disks 7>をテーマにします。
このカードは、13の障害のカードの中でも、特に強いカードになります。
私たちの「タロット王国」の中で<タロットパスワーキン>というレッスンがあります。
タロットを通して、『自分の進む道を発見するリーディングレッスン』です。
★「私はどのように成長、進化したらいいか?」という質問で、
生徒さんに Disks 7が出ていました。
このカードは、占いで読む場合は、
(例えば)失敗、お先真っ暗でやりようがない!という意味になります。
そのDisks 7に対してどのように成長するのか?・・・・ん〜真剣に悩みます。
ここが、タロットパスワーキングの真骨頂でもあり、タロットは占いではないよ!
と常々レオン先生が言っていることでもあります。
絵をよく見て頂くと分かりますが、この絵は真っ黒で、ちょっと不気味です。
カードの中の丸いコインの中に、土星のヘルメットを被った人物と
牛の絵が描かれています。
<土星>はここでは、障害のカードですので、制限や終りを意味します。
<お牛>は通常は、安心や安定、調和を表わしますが、
Disks 7では、 目先の安定が脅かされることです。
全体的に暗い森の中にさまよったかのような、
そんな光の見えない森の中をイメージして見てください。
不安でおしつぶされそうですね。
*レオン先生講義より
この Disks 7は“死んでいる木”です。
<7>は生命の木では、ネツァクで<勝利>を表わします。
この勝利は、誰かと勝ち負けで勝つということではありません。
『人生の勝利です!』
ここでは、お先が見えないことが、人生の勝利なのです。
誰が当てになるのか?・・・・分からない・・・・
人生は、白だけはない、黒(人生の闇、悲しみなど)・・・白と黒を知ることです。
・・・それが勝利につながるのです。
<やりようがない、打つ手なし、どうしていいかわからないー。>
そこまで来たときが、タロットが実力を発揮する時です。
自分では、どうにもならないと思ったことが(タロットの力によって)<逆転>する。
その体験が、あなたを成長させてくれるのです。
*摩風
人生には、自分が一生懸命やれば、何とかなる・・・・と思いがちですが、
何とかならないことが、実際はあります。
しかし、自分の人生の重要な局面で、もうだめだ!
と思った時に・・・・思いもよらない助けによって、
人生が大きく変わってしまうことがあります。
・・・・そう自分の力を超えて、真っ暗だった闇から希望の光が見えてくる、
そんな瞬間があるのです。(それを人は奇跡というのでしょう。)
その体験を実際経験することが、タロット(フール)の力を知ることであり、
運命の力を知ることでもあると思います。
Disks 7・・・ってそうなのか!とわかると、何か恐くなくなってきますね。
★ちょっとそれますが、 Disks 7について書いている内に、
なぜか? エル・グレコの「オリーブ山のキリスト」が浮かんできました。
<天使の祝福カード講座>の中の No34番のカードです。
このカードのタイトルは、「 Surrender(手放す)」
*(意味)キリストが“苦酒(聖杯)”を飲むことによって、大いなるものが実現する。
イエスは、オリーブ山のふもとにある、ゲツセマネの園で、
十字架刑を受けることの苦悩を祈っています。
十字架での死をできれば回避したいと祈るのですが・・・
三度祈った後にイエスは決心して、自ら逮捕されるために進んでいったのです。
そしてキリストの処刑の3日後の早朝、死に勝利し復活を遂げるのでした。
(新約聖書のキリストの復活)
2013年の1月19日から「エル・グレコ展」が東京で開催されます。
この色彩と構図に私は耐えられるかな〜。
圧倒的過ぎて、観るのに恐ささえ感じ躊躇します。
そんなエル・グレコですが、やはり本物に来年会いにいかなきゃ。