9月になり、ひさしぶりの更新です。
今日はレオン・サリラのトートのタロット講義の中からのレポートです。
タロット王国では、レオン先生のトートのタロットを「魔術師のタロット」といいます。
そして、レオン先生の奥儀(秘密の教え)が「魔術師の神殿のしくみ」です。
*大げさにいっているわけではなく、これが“要”であり、
これを理解したか、どうかが、占い師と魔術師の違い。でもあります。
タロットカードを《アルカナ》と言いますが、アルカナとは、
「隠されたもの」「秘密」「神秘」「奥儀」などの意味を表わします。
●タロットカードは、一枚一枚のカードを暗記して覚えることではなく、
出たカードのつながりの中で、把握していきます。
●一枚のカードには、何百通りの意味があるといわれています。
それを、覚えることは、タロットリーディングではあまり意味がありません。
(到底覚えることもできません)
レオン先生から、基本的な意味が分かれば良い。
「大事なことは、動きをとらえることだ!」
「タロットは、人生が分からなければ、読むことは出来ない。」
・・・と常々にいわれています。
(人生は、止まっていないので、覚えたことだけではとらえることはできないのです。)
●ちょっと話しがそれますが、私のひとときの楽しみは、韓国歴史ドラマです。
人物のキャスティングや流れを観て、あらすじが自分なりに想像できることがあります。
(みなさんも経験があるでしょ。・・・そうすると言いたくてしょうがなくなる。)
最近のお気に入り「広開土大王」
テレビを観ながら、ストーリーを先走ると、周りはうるさがられるし、イヤなものです。
あまりにもドンピシャリで、想像通りの筋書きだったことで・・・(jimanではありませんが)
レオン先生から、
「摩風は、映画やドラマのことは本当に良く分かるね。」・・・と
ほめてるのか?茶化しているのか?・・・ま、そういわれます。
●その時、私が決まっていうことは
「だって、若い時、一人で散々映画を観てきたもの。」
「監督が、次に何をもってくるのかが、観えてくるんだよ。」
そうすると、すかさず
レオン先生「そうだよ!タロットも同じなんだよ。」
摩風「え〜。」
「同じなの〜。」
レオン先生「これでもか!という位、人の鑑定をやるんだよ。」
「そうすると、理屈でなくカードの動きが観えてくるんだ。」
「向こうから、カードが動き出すんだ・・・その動きを読んでいくんだよ。」
*レオン先生は、映画やドラマの展開を読むのはへたなんですが、
タロットになると、どっからそんな風に読むことができるの?・・・と
よく生徒さんからも不思議がられます。
ただし、いつもいうように、“感”で読んでいるのではありません。
タロットには法則があります。
システムを持っているのです。
それが、始めに話した<アルカナ>です。
タロットは、タロットを覚えることではなく
『人間の意識の成長プロセス』を理解することです。
それが<魔術師の神殿のしくみ>です。
私たちは、生まれて家庭や学校で、知識や社会を学びます。
そして、勉強したことを発表したり、行動します。
それだけでは、まだ未熟ですね。
それから、実際、経験してみる。
そして自分と違う人や異なることと触れ合い、接触します。
私たちは、学んだだけでは、社会は認めてくれません。
経験や触れ合うことが、不十分だと、人から反発され、受け入れられません。
それは、学んだことを実際経験することです。
映画の展開ではないですが(散々観ました。といったように)
きっと、タロットの極意は、“とことん人の鑑定”をやることなんですね。
トコトンとは、・・・“取りつかれること”。
そういえば、以前「取りつかれないとダメだよ。」とよくいわれました。
レオン先生の講義に戻ります。
異なることを学ぶと、それが優れていれば
その人は頭角を表わす。
そうすると、それが活かされる。
最初のサークルは、#11ラストです。
テーマは、『分離』です。
私たちは、十分な教育がないと、みんなと同じでありたい。・・・と思います。
しかし、同じということは、<埋もれる>ことでもあります。
このラストはタロット王国の中で、最初の段階で学ぶカードです。
みんなとは、異なることを学ぶ(タロット王国ではそれを異世ともいいます。)
違う考え方、違うことをいうようになる。
だから#11のサークルは、みんなとは違う『個性の確立』です。
これが『聖杯を探求する!』ということでもあります。
人と違うことを言うことは、やはり勇気がいりますね。
ただ、好きなこと、夢中になったことは、身体に身に付いています。
やはり「理屈ではなく、どうやら、取りつかれること!」
・・・それしかないようです。
摩風ゆみ(マシュー)