★新潟で『マン・レイ展』を観てきました。

★レオン先生と美術館に行くのが好きです・・・まったく違う角度で作品に迫ってくる感想や言葉にハッとさせられるからです。

 

先日、新潟出張で『マン・レイ展』を観て、何日間も私からマン・レイが離れなくなっていました。

 

*新潟市美術館

2022年9月25日まで開催

http://www.ncam.jp/exhibition/6722/

 

考えれば考えるほど、私の中に刺さった棘のようで取れない、離れない。

それは、写真ではなく2つのオブジェ作品がきっかけでした。

 

*摩風が描いたイメージ(ヘタですが伝えたくて)

 

展示場の始まりにあった・・置かれた旅行カバン・・・中には2つの木のハンガー。上を見るといくつもの木のハンガーがまるでシャンデリアのように空中で交錯している。

 

タイトルは『障害物』。問題なのは、このタイトル・・・係の人に聞いても詳しいことは誰にもわからないということでした。

なぜ、これが障害物というタイトルなんだ・・・頭の中で言葉が飛び交う。

 

マン・レイは、25歳位に本名のエマニュエル・ラドニツキーではなく、『マン・レイ』と名乗ったようです。レオン先生は、すかさずマン・レイとは『人間の光』だね・・・意味ありすぎでカッコ良すぎます。

 

なぜ本名を封印したのか。

彼はロシア系ユダヤ人の移民の子で、父は仕立て屋、母親はお針子さんでした。

名前を変えたのは民族差別を避けるためと、仕立て屋という親の職業や環境を自分と切り離したかったからだといわれています。しかし彼の作品の中に、仕立て屋の息子の片鱗が、ハンガーやミシン、アイロンとしてそこにあったのです。

 

*摩風が描いたイメージ

 

 

最後にずっと足が止まってしまったのが、晩年の作品「解剖台の上のミシンと蝙蝠傘」

これはイギリスの詩人が美少年を讃えた「解剖台のミシンと傘の偶然の出会いのように美しい」という文章からインスピレーションを受けて制作されたということでした。(どこが美しんだ・・・とこれが迷路の始まりでした・・・結論からいうと、知る必要、わかる必要はないんだと今回ハッキリ分かりました。)

 

マン・レイの作品は、台の上に茶色の布に包まれたミシンが紐で縛られたものでした。

私の中で・・・マン・レイにとって、偶然の出会いのように、解剖台とミシンというフレーズに、自分の出生を閉じ込めた自分を見たのでないかと。

 

その横にあった、最後の一枚の絵は、男が荷車を引いて坂道を登っていました・・・荷車にはさっきの「布に包まれたミシン」でした。

 

摩風:「マン・レイは、自分の生まれた出自を覆ったまま人生を歩いて来たのかな〜」とつぶやいた。

レオン:「マン・レイは、自分を乗り越えたんだよ」と・・・・。

摩風:「マン・レイは、マン・レイになったんではなく、マン・レイを生きたんだね。」

 

その後、何日も何日もマン・レイの作品を追いかけ、観るのが怖く感じることさえありました。死と恐怖とエロスの迷路が口を開けている・・その後マン・レイを通して、狂気の淵を覗き混んで、心が酔って迷路にハマりそうになっている私がいました。

そんな時に、レオン先生が目の覚める助言をしてくれました。

 

マン・レイも破滅と成功のギリギリを生きたんだよ・・・一歩間違えれば破滅する。
これは芸術家に限らない。

みんな通る・・・その人のスケールでみんな通るんだよ。

 

ギリギリを歩ける人が「芸術家」になる・・・ギリギリを歩けない人は「凡人」になる。

俺は芸術家ではないから・・・Tarot(fool)がやってきて救われる・・・そして輝く宇宙の塵になるんだ。

 

最後の「輝く宇宙の塵」がわからない(笑)

 

レオン先生から、この私たちの生きている現実の世界の中に狂気や闇は沢山あるだろう・・・どこかにあるのではなく・・・現実にあなたが体験している、闇、問題、自分のずるさがある・・・それを「乗り越えていくことがタロットを学ぶ」意味なんだよ。そのために勉強をしているんだ。

 

私は、この日から、誰かが創作した狂気の淵を覗くのを止めた。

そんなことをしている場合じゃないからだ。

 

マン・レイは、私に深淵の淵から「光」をあててくれた。

マン・レイ展は素晴らしかった。

 

 

「タロット王国」

担当:摩風ゆみ(マシュー)
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★特別企画「ポートレート撮影会」を開催していただきました。

★ずいぶん、この企画についてのブログアップが遅くなっていました。

やっと仕事も落ち着いてきたので『ポートレート撮影会』のご紹介をしたいと思います。

 

今回は、タロットカウンセラーのメンバー&レオン•サリラ先生を撮って頂きたくてyukaflorさんに特別に企画して頂きました。

 

カメラマンは、広告写真などを手がける『萱野浩二氏』・・上田義彦氏に師事された方です。

私たちメンバーは、本格的にカメラマンに撮って頂くのは初めて・・・緊張しすぎてドキドキでしたが、とっても楽しいひとときでした。

 

 

 

 

★トップバッターは、『Motomiさん』。

凛とした美しさがステキです。

「全然緊張しなくて、とっても楽しかった」・・・さすがです。

 

 

 

 

 

★次は『Keikoさん』。

信頼感あふれるkeikoさんがよく伝わってきます。

 

 

 

 

 

★3番目、『Aikoさん』。

若々しい、フレッシュさが魅力的です。

 

 

 

 

 

★『羽生よしのさん』。

笑顔がステキですね・・・よしのさんのあたたかさがあふれています。

 

 

 

 

 

★緊張しまくりの『摩風ゆみ』。

これまでの私の人生が刻まれた瞬間・・・そんな気がします。

 

 

 

 

 

★ラストは『レオン•サリラ先生』でした。

ただ、そこにレオン先生がいただけでしたが・・・カメラマン萱野さんの無言でシャッターを押す音が響いていました。まるでレオン•サリラと萱野さんの真剣試合・・・それは一つの舞台のようで、忘れられない貴重な瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

★今回、ポートレート撮影会をコーディネートをしていただいた「yukaflorさん」。

そして、ステキな写真を撮って頂いた萱野浩次さん。

本当にありがとうございました。

感謝申し上げます。

 

 

【おしらせ】

「10月のポートレート撮影会」開催!

・日程:10月16日(土)

*ご予約のお申し込みは、yukaflorさんまでどうぞ。

http://www.instagram.com/yukaflor1208/

 

坂元 由佳 / yukaflor
 

 

 

《トートタロット講座のお問い合わせ》

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*メールにてご返信させていただきます。

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★パリのセンスを東京で体験できる『yukaflorさん』。

★レオン先生が「赤ちゃんを抱っこしたいな〜」とぽつりというので・・・『yukaflorさん』が、オープンしたばかりのアトリエへに私たちをご招待していただきました。

 

 

ゆったりスペースで落ち着きます。

 

 

パリ在住のフラワーデザイナーの斎藤由美先生に師事し、現在フラワーリストとして活動されています。

こちらのアトリエで、フラワーレッスンも開催されています。

 

 

    

自宅にこんな紫の花があったら、生活スタイルも変わりそうです。

 

友人の結婚式のために束ねられたブーケ・・・繊細さと華やかさが、とても素敵です。

 

 

 

本当に子供って「天使」ですね。

いっぱい、抱っこさせてもらいました。

それにしてもおりこうさんなんです。

 

 

*2児のママでもあるユカさん。子育て、仕事、レッスンにエネルギッシュ!・・・そんな中で『笑顔でセンスよく生活する生き方』にとても刺激されました・・・ユカさんを通して、私の中でいつのまにか忘れていたものが沢山ありました・・・「部屋にお花がある」っていいですね。世界を変えてくれます。今後のご活躍を応援しています。

 

 

 

坂元 由佳 / yukaflor
・フラワースタイリスト
@yumisaitoparis ディプロマコース修了
・トートタロット / 西洋占星学カウンセラー
・ポートレート撮影コーディネーター

http://www.instagram.com/yukaflor1208/

 

 

 

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★新しい時代の流れを感じる『デジタル書道』。

★最近、興味を持った「甲骨文字」から広がり『デジタル書』というものがあるとお話を聞きました。

 

『デジタル書』とは、書道とCGアートの融合芸術。

最初に半紙に筆で「書」を書きます。次に書のイメージする背景や絵などを使ってフォトショップで制作していくそうです。

 

まさしく『書+ CGアート』として融合させていく新しい書の表現様式です・・・伝統的な書道の世界にも新しい可能性を追求した試みが始まっているんですね。

 

今回の作品をご紹介して頂いた書道家の「昔宮英美(せきみやえみ)さん」は、初めてのフォットショップで大変だったということですが、墨一色の世界に絵画が加わり、よりビュジュアル的になっています。

 

デジタル書は、書道の「造形的な美しさ」を十分に発揮しているところが魅力ですね・・・書の筆使いから昔宮さんの息遣いが聞こえてきそうです。

 

私は、よく見ていく内にタロットとの共通点を感じました。

見えない世界をデジタルアートの力でより視覚化していく。

言葉の世界から導かれ、より想像力が広がっていきます。

 

 

 

天馬空行(てんばくうをいく)
何事にもとらわれず自由に天空を駆けるが如く自由自在な有様。

 

 

 

引用:「汉字密码」(P50,唐汉,学林出版社)より

 

*甲骨文字「殷の時代」は、横からみた馬の象形文字です。

「金文」は、主に青銅器に刻まれた文字です・・・金文もかわいいです。

時代が現代へと近づいていくと私たちが知っている楷書になっていきます。

楷書は「初唐時代」に完成されたといわれています・・・日本では遣唐使の時代です・・・唐の文化や制度を輸入したんですね。

 

 

 

 

玄鳥至る(げんちょうきたる)
海を渡って、つばめが南からやってくるころ。
また去年の巣に戻ってくるだろかと気にかけたり。
(新暦では、およそ四月四日から四月八日ころです)

*つばめというと一瞬で思い出します・・・父が亡くなる前に、実家に初めて『つばめが巣をつくってくれました』・・・それは私たち家族にとってひとつの喜びの風景でした。

 

*昔宮英美さん、作品のご紹介ありがとうございました。

摩風ゆみ(マシュー)

 

 

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★祈るマリア。

★昨年の暮れ・・・百貨店のエスカレーターでガラスごしに映る「光る後ろ姿の気配を感じ」エスカレーターを昇りながらも目でずっと追いかけていました・・・すぐ下の階まで降りて、それが何だったのか知るために会いに行きました。

 

それは「祈るマリア像」でした。

なんて美しいんだろう・・・横から、斜めから眺めている内に「このマリアさまが家に来てくれたらいいなあ」とこんな気持ちになったのです。

 

 

そこに一人の女性店員さんが訪れて、その作品の紹介をしてくれました。

どこかで見覚えのある雰囲気・・・もしかして「〇〇さん?」・・・「もしかして〇〇さんですか?」

マスク越しに、久しぶりの再会に驚いてしまいました。まさか、祈るマリアさまを通して再会するなんて!・・・ビックリ。

 

それにしても、このまま去り難い・・・だからといって、私には高価過ぎる買い物になる。再会を喜び・・・しばらく眺めさせてもらって・・・後ろ髪を引かれる思いで家路に着きました。

 

しばらくしてもあの“祈るマリアさま”がまぶたの奥から離れない。

何度も、何度も、私には必要のないものだと自分にいい聞かせても・・・また浮かんでくる。

 

意を決してレオン先生に、もごもごしながら、マリアさまの話をしました。

ま、わかっていたことですが「・・・買わないよ。」と一言。

 

しかし引き下がれない「私・・・お墓も仏壇もいらない・・・このマリアさまがいれば・・・これで十分。」必死に食い下がりました。

「じゃ、マリアさまを買ったら、他のはしばらく何も買えないよ。」

「ん!・・・ありがとう!」・・・(すぐ忘れる約束ですが。)

 

「じゃ明日買いに行こう!」といって、一緒にお店に行ってくれました。

 

 

「あ、居てくれた・・・良かった!」・・・最後の1点だったらしい。

今では、レオン先生がうれしそうに眺めています。

わが家に来てくれて「ありがとう・・・マリアさま。」

 

 

摩風ゆみ(マシュー)

 

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★Calling All Angels

★前回、レオン先生の講義『魔術師のトート・タロット』#0 The Foolフールの解説の中で『コーリング』の話が出てきました。

一瞬にして、あの歌が蘇ってきました。

 

 

 

 

*ヴィム・ヴェンダースの映画Until the End of the World(夢の涯てまでも)の中にある1曲。

Calling All Angels

https://www.youtube.com/watch?v=HkQ8S5F4PHM

 

レオン・サリラと共に歩きはじめた時にいつも聞いていた曲でした。

何も見えない暗闇の道を Angel(タロットの霊)だけが、祝福の光で道を照らしてくれた・・・・私に「大丈夫だよ。」と呼びかけてくれたように感じていた日々。

もう一度、あの時の決心が蘇るか・・・・。

 

 

 

摩風ゆみ

 

 

 

★現役美大生による「火水風地 アートワークショップ」を開催しました。

★先日、夏の特別企画『現役美大生によるアートワークショップ』を開催しました。

テーマはタロットでもおなじみの4大エレメント《火、水、風、地》を抽象表現することでした。

 

講師の「さざんかさん&モトキ君」です。

今回ど素人の私たちを丁寧にレッスンしてくれました。

 

★前半は「抽象表現とは?・・・」

美術史の印象派から抽象的表現へと辿る変化を図解説で解説してくれました。

「分かりやすかった。」

 

★後半は、白い紙にイメージをぶつけていきます。

いよいよ沢山の画材を使用できることにワクワクします。

 

★上手い、下手などにこだわらず・・・自由に描く。

そして「まず始める、まず描くことがスタートです。」と力強いアドバイスでした。

 

★何枚も描いた中で、一番お気に入りを選んで、壁に貼って発表です。

ふーん・・・壁に貼った瞬間にそれらしき見えるのはなぜでしょう。

 

★私たちの絵に真剣に評価をしてくれました。

とにかく「ナイスポイント」を指摘してくれる。

目のつけ所が私たちとは、まったく違う2人の美大生です。

(勉強になった〜。)

いつのまにか私たち「すごい絵を描いた気になってしまいました」(笑)。

 

*テーマは【火、水、風、地】を描く。

 

    

 

 

    

 

 

 

モトキ君の作品「風」

 

 

 

◆ 編集後記

久しぶりにアクリル絵の具や水彩、水墨などに触れました。

絵の具だらけになった、指や手も逆に気持ち良かったです。

・・・いつのまにか、失敗することを怖れてしまう・・・。

特に「真っ白な紙の前に立つ」と最初の点が置けない位に緊張します。

 

私たちは、「自由に描いていいよ」といわれると困ってしまいます。

何も知らないで絵筆をとるとオドオドしてしまいますが。

ちょっとでも勉強して、考えたり、イメージを描いたりすることは、

逆に自分を自由にしてくれました。

 

ナゼ?

から生まれた疑問が解ける・・・その瞬間にイメージが一瞬に広がっていきます。

今回、この企画を考えたのは、絵を通して「自分を解放する!」ことができるのか?

私の答は、自由に描くことが解放ではなく、

謎が解ける!ことが自由へとつながる《鍵》になるということでした。

それぞれに、今回のワークショップで自分を解放することが出来たようでした。

 

摩風ゆみ(マシュー)

 

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★原宣仁さんの「#8アジャストメント」が完成しました。

★今年もパルテノン多摩で開催された秋の美術展で、美羽(ミウ)さんのご主人の作品

「#8アジャストメント」を観に行きました。

 

これは美羽さんが、最後にご主人の原さんに伝えた「タロットカード」でした。

#8アジャストメントの下絵になるラフ案を出しのは、美羽さんが亡くなる少し前でした。これが美羽さんとご主人との最後の共同作品になりました。

 

 

このアジャストメントに込められたメッセージをみんなであーだ、こーだと考えたのですが、詳しいことはわかりません。

ただ、美羽さんの最後のメッセージが、この絵に込められたのは確かです。

 

 

中心に描かれた、乙女のような「女神マート」が、とても印象的でした。

まるで、私たちと共にいた美羽さんがそこにいるようでした。

 

[レオン先生の話より]

天上が地上にやってくる。

それはフールが地上に現われること。

これを意味するのが、アジャストメントだ。

#16を体験して、#12を通過すると、#8アジャストメントへと至る。

向こうがこちらにやってくる。

それは神(フール)に従うこと。

この世界が逆転する。

 

私たちに、美羽さんのメッセージを受け止められる程のものがあるのか・・・。

自分に問いかけられたように、今は思います。

 

レオン・サリラ&原宣仁さん。

 

 

http://tarotkingdom.jugem.jp/?eid=572

*原宣仁さんの以前の作品です。

 

★スタジオ・ディーヴァ・ガイア

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★ある美大生の『トートタロット絵日記』より

★タロット王国メンバーの娘さんが描いた、タロット絵日記を観せて頂きました。

わ〜素敵だな・・・と素直に感じました。

 

このタロット絵日記のきっかけになったのは、

当時の彼女(娘さん)が、日々の生活に落ち込んでいる様子を見て、

タロットカードを1枚だけ引いてみることを提案したそうです。

 

 Swords 9

さざんかさんが、イメージしたソードの9です。

障害のカードなのに、なぜか美しさを感じる。

これが個性ですね。

 

 

毎晩、トートタロットを1枚引いて、それを葉書大の紙に模写する。
最初は、毎日のように障害カードの連続・・・彼女はをそれを描きました。

初めは、きれいにうまく描くことに憧れていました。

・・・次第に、ぎこちない線や濁った色を使って、さざんかさんらしい世界観で描くようになったということでした。

 

Wands 6

色彩が美しく、エネルギーを感じます。

 

#7 The Chariot

見える世界が違うんですね・・・やさしい。

 

 

Princess of Wands

ほとばしるエネルギーがみなぎっています。

 

 

【小作品】より

静物

なんか、この絵好きです。

 

★今年、さざんかさんは、念願の美術大学に合格されました。

この絵から分かることは、1年間「トートタロット」が、彼女を力づけたのは間違いないようです・・・『さざんかさん』の美しい作品でした。

 

摩風ゆみ(マシュー)

 

 

 

 

 

★『#9.The Hermit ハーミット』原宣仁さんの新作!

 女 今年も原宣仁さんのタロットの新作が展示会で発表されました。

これまでは、美羽さんをモデルに描いたイシスシリーズでしたが、

がらっと変わり「#9.The Hermit ハーミット」でした。

タロット王国の仲間「美羽さん」がこの世界を旅たち1年以上経ちました。

 

ハーミットは、移行期を表わしているカードです。

ある状態が十分成熟して、別の動きが生まれてくることを教えています。

それが、原さんの作品の中では、ケルベロスが温めている「宇宙卵」です。

ケルベロスとは、地獄の番犬であり、守護者でもあります。

ケルベロスは、自由をもたらすために、私たちに未完成のままであるものを完了させるように促しています。

きっと美羽さんは、ご主人の作品「タロット22枚のメジャーカード」の完成を心から望んでいることだと私は感じました。

 

 


 

https://www.amazon.co.jp/魔術師のトート・タロット-新体系本格完全解説-レオン・サリラ/dp/4905447453

 

◆レオン・サリラ著書『魔術師のトート・タロット』

〜#9. ハーミットの神話より「オルフェウスと冥界」〜
読書 オルフェウスの妻エウリュディケが毒蛇に嚙まれて死んだ時、

オルフェウスは妻を取り戻すために冥界に入った。

彼の弾く竪琴の哀切な音色に死の川の渡し守カロンも、冥界の番犬ケルベロスもおとなしくなり、冥界の人々は魅了され、みな涙を流して聴き入った。

ついにオルフェウスは冥界の王ハデスとその妃ペルセポネの王座の前に立ち、

竪琴を奏でてエウリュディケの返還を求めた。

 オルフェウスの悲しい音色に涙を流すペルセポネに説得され、

ハデスは「冥界から抜け出すまでの間、決してうしろを振り返ってはならない」

という条件をつけてエウリュディケをオルフェウスの後ろに従わせて送り出した。

冥界をあと少しで抜け出すというところで目の前に光が見え、不安に駆られたオルフェウスは後ろを振り返り、妻の姿を見たがそれが最後の別れとなった。
ここに過去を振り返ってはならないという古代の人々の知恵と教えがある。

〜レオン・サリラより〜

 

 

作者:原宣仁(のりひと)さん。

 

〜 マイア クレールさんから頂いたお話より〜

『#9.The Hermit ハーミット』絵の構成は、美羽さんが指示したそうです。

「麦」を描くこと、特に「手は白くね!」といろいろ言ってらしたそうです。
・・・・・・・素敵な時間をいただけました。

 

◆第1回目の美術展『#17』

http://tarotkingdom.jugem.jp/?eid=274

◆第2回目の美術展『#11』

http://tarotkingdom.jugem.jp/?eid=402

◆第3回目の美術展『#2』

http://tarotkingdom.jugem.jp/?day=20161103

 

       

 

 

 

花 また、来年美羽さんに会いに行きますね。

摩風ゆみ

 

 

 

 

 

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