★2年前行った、日本のカルタのルーツの旅「人吉」・・・今日の大雨で甚大な被害にあって心配です。
2020.07.04 at 12:29author:タロット王国
今日の朝、熊本県の人吉地方で大雨の氾濫で大変なことになっているのをTVでみました。
2年前に、日本のカルタのルーツをたどって、人吉の旅に行きました。
山間の小京都と呼ばれる「秘境の町」・・・温泉街であり、球磨焼酎の里です。
どうか、人吉・球磨村のみなさんが無事でありますように!
【2018年の2月の投稿より抜粋】
★先日のカルタ発祥の地大牟田市から、トランプ(タロット)をルーツにもつ、人吉「ウンスンカルタ」への旅に向かいました。
そこは作家司馬遼太郎氏が「日本でもっとも豊かな隠れ里」と記している、相良藩700年の歴史が息づく城下町でした。
重要無形文化財「ウンスンカルタ」遊び。
【日本で唯一残ったウンスンカルタ】
トランプ(タロット)から、日本では「天正カルタ」がつくられ、その後ウンスンカルタへと引き継がれていきました。
江戸時代に全国的に流行したのですが、禁止令によりほとんどが失われてしまいました。
しかし、なぜか人吉だけに、このウンスンカルタが残ったのでした。
〜県かるた協会長の鶴上寛治さんのコメントより〜
理由は2つ、「山間部で幕府の目が届きにくく、賭博につかわれなかったため、大目に見られたのでは。」
それと「やっぱり楽しかったからでしょう」・・・ということでした。
驚くことに、ウンスンカルタは、トランプというよりタロットにほとんど近い!
★ウンスンカルタ
★マルセイユタロット
★展示室にあった、「日本人が最初に見たカルタ」
ウンスンカルタ保存会の立山まき子さん。
初めての私に丁寧に、ウンスンカルタの説明をして頂きました。
老舗のお茶屋さん「立山商店」の旧家に保存されている、お雛さまも素敵でした。
*ウンスンカルタの家は、古い街並みが残る「鍛冶屋町通り」にあります。
【人吉散策より】
人吉は、球磨焼酎の里、そして温泉の街でもあります。
百年の伝統がある、日本三大急流の「くま川くだり」なども体験することができます。
*JR九州の話題の特急「かわせみ やませみ」
*川上さんの故郷だったんだ。
*肌にやさしい温泉です。
*なんと言っても清流で育った「天然の鮎」が有名です。
*「日本遺産」の城下町です。
[国宝 青井阿蘇神社]
平安時代に創建され、1200年以上の歴史を持つ神社です。
平成20年に国宝指定を受け、建造物としては日本最南端の国宝になりました。
茅葺の社寺建築としては全国で初めての国宝となります。
人吉様式と呼ばれる楼門は、司馬遼太郎氏も「この楼門は京都あたりに残っている桃山風の建造物などよりもさらに桃山ぶりのエッセンスを感じさせる」と感嘆したそうです。
過去の時代にタイムスリップできる瞬間が「青井阿蘇神社」にありました。
今度訪れる時は、ほろ酔い焼酎蔵巡りをして温泉に入ってゆっくりしたいな。
誰も頼んでいないのですが、勝手に熊本観光大使のつもりで。
摩風ゆみ(マシュー)