★神話の原理に接続したタロットの霊(No4)

女 4月24日発売のレオン・サリラ『魔術師のトート・タロット』から、
発売のカウントダウンまでに、本の内容を少しずつ紹介していきます。

第5章 偉大な知恵の宝庫
■ 神話の原理に接続したタロットの霊
 アレイスター・クロウリーは、すべてのタロットは「#0.The Fool フール」のカードに含まれていると言う。「#0.The Fool フール」は、ギリシア神話のディオニュソスとその妃アリアドネを描いたもので、そこには、タロットを求める者にはタロットの方から近づいて、その者を救うという意味が込められている。
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Ariadne in Naxos, by Evelyn De Morgan, 1877

(中略)
 トート・タロットは、どのような絶望の淵からでもタロットの霊を求める者を見放さないで救おうとする秘密の力を持っている。私たちがどのような人生の迷宮の中にいようと、タロットの霊は、アリアドネの糸を超えた、神の糸を象徴する四重の葡萄のつるの輪を投げかけ、私たちをタロットの霊の中にしっかりと包み込んでくれる。

(中略)
そして神話の世界でアリアドネが絶望の中、孤島でディオニュソスを見出したように、私たちもタロットの霊と結びつき、魂の根源的な不安を根絶やしにしていく。それによって私たちの生のすべてがまったく新しい世界へと導かれていくのである。

トート・タロットは、制作者たちがこのタロットの霊に直接導かれてつくった世界で唯一のタロットカードである。

*amazon 予約受付中! レオン・サリラ『魔術師のトート・タロット』より抜粋。



 

★クロウリーが目指した新しい時代を創造するためのタロット(No3)

女 4月24日発売のレオン・サリラ『魔術師のトート・タロット』から、
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*タロットの歴史の中でも、それまでのタロットとはまったく異なるトート・タロットは、アレイスター・クロウリーによって人間意識、考え方などが一段進化した、新しいアイオーンを誕生させる目的で制作された。それは、これまでの人間の生き方と考え方の限界を克服し、新たな存在状態を生み出すためのものである。

★2000年期にわたる3つのアイオーン
■第1イシスのアイオーン
紀元前2000年期に相当する文化の形成時代。人間の個人意識はまだ曖昧で、民族を統合するものとして民族神が考えられた。個人は民族に従属しながら、家系や民族的結合を人生の土台として精神を形成していた。・・・・・・・・・・・・



■ 第2オシリスのアイオーン
紀元後2000年期に相当する文化の形成時代。上から高圧的な態度で全体を統合する精神のパターンの時代で、父権制が強いためイシスの夫オシリスによって代表される。唯一神のもと、民族や血族を越えた世界的な理想を中心に求め、その理想を土台にして生きようとした。。
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■第3ホルスのアイオーン
クロウリーは1904年『法の書』の発表をもって新しいアイオーンの始まりとした。個人の内面的不安や恐怖を根絶やしにし、個人の精神の自主性と独立性を確立し、自由で創造的な人生を実現するための人間論、文化形成論を主張する時代意識である。
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*クロウリーのトート・タロットは1944年には完全に完成していたが、時は太平洋戦争末期である。
このカードが目的とする、「個人の完全な自主性と創造力の自由な開花」を理解するには、世界精神は熟してはいなかった。前述のようにトート・タロットができた時、『トートの書』が発行されただけであった。


*amazon 予約受付中! レオン・サリラ『魔術師のトート・タロット』より抜粋。


 

★トート・タロットの誕生!(No2)

女 4月24日発売のレオン・サリラ『魔術師のトート・タロット』から、
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第3章 トート・タロットの誕生
■ 20世紀の魔術師と呼ばれるアレイスター・クロウリー
 アレイスター・クロウリーは1875年10月12日、イギリスのヴィクトリア時代の最盛期に、シェイクスピアと同じウォリックシャー州レミントン・スパーに生まれた。特権階級の家に生まれた彼は、経済的に恵まれ、高等教育を受け、その階級の利点を享受して育った。彼の父エドワード・クロウリーと母エミリーは、キリスト教同胞派のプリマス・ブレズレンと呼ばれるキリスト教原理主義派のメンバーで、その方針に従って息子を厳しく育てた(両親はプリマス・ブレズレンの中でもエクスクルーシブ派に属し、規律は最も厳格だった)。

(中略)

 クロウリーの初期の学歴は、プリマス・ブレズレンの厳しいしつけによる古風な体罰、戦い、隔離によって教育された。20歳の時、彼は父親の多額な遺産を相続し、自分の考える通りに自由に人生を送れるようになった。自由の身をすべく、彼は自分の名前をアレイスター・クロウリーに変えた。

(中略)

Paolo de Matteis 『The Annunciation.』

 1904年4月8日、突如彼は聖守護天使エイワス(クロウリー自身が『トートの書』の中でほのめかしている通りタロットの霊フールのこと)の来訪を受け、新しい時代の到来を証明する『法の書』を3日間にわたる自動書記によって伝授された。
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*amazon 予約受付中! レオン・サリラ『魔術師のトート・タロット』より抜粋。




 

★トート・タロット『ブックT』から始まったタロット革命 (No1)

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第2章 『ブック T』から始まったタロット革命

■ ゴールデンドーン・タロット
英語圏系タロットの中で、カバラ理論に基づいて制作されているトート・タロットは、その誕生の背景に、魔術結社ゴールデンドーン(黄金の夜明け団)の存在を無視して語ることはできない。
魔術結社ゴールデンドーンは、1888年3月1日に、ウィリアム・ウィン・ウェストコット、
マクレガー・メイザース、ウィリアム・ロバート・ウッドマンの3人によって発足した。
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そこから誕生したタロットカードがゴールデンドーン・タロットである



■ ライダー版タロット
ゴールデンドーンの流れの中で最も高い完成度を示したカードは、1910年にイギリスのライダー社から出たアーサー・エドワード・ウェイト制作のライダー版タロットである。
このライダー版タロットの出現によって、タロットの歴史は飛躍的に発展した。



■ トート・タロット
アレイスター・クロウリーは、ライダー版タロットでは解明できない決定的な問題点に突き当たり、
それまでのタロット理論のどのようなものにも満足できなくなった。
クロウリーが突き当たった問題とは、タロットが新しい精神的な時代を切り開く訓練体系に他ならないということである(彼はそれを「ホルスのアイオーンを実現する」ととらえた)。
そしてタロットを秘教と神話の原点にまで掘り下げて考え、その結果制作されたのがトート・タロットである。



*amazon予約受付中 レオン・サリラ『魔術師のトート・タロット』より抜粋。

 
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