★信じ抜く『マタイ福音書 14章から』レオン・サリラ

女 レオン先生のブログの中から紹介したいと思うものが時々あります。
それをこっそり、こちらで紹介したいと思います。
削除されていたら、クレームがきたんだなーと判断してください。

*今回は、《信じる》ではなく《信じぬく》・・・この言葉の違いに深い力強さを感じました。

信じ抜く『マタイ福音書 14章から』
読書 イエスの弟子たちが夜明け前の暗いガリラヤ湖で、逆風のために舟が進めず漕ぎ悩んでいたとき、
イエスが湖を歩いて来てくださったという話が出ている。
弟子たちは初め幽霊だと思い恐怖の叫びを上げたが、イエスが「安心しなさい、私だ」と
声をかけて舟に乗り込んでくると、風は無事におさまったという。
これはイエスが復活後に霊的に顕現した話が、このような形で伝承されていることに間違いない。

「ペトロはイエスに言った[主よ、あなたでしたか。それなら私に命じて、水を踏んであなたのもとに行かせてください]。
イエスが[おいで]と言われたので、ペトロは舟から降り、水の上を歩いてイエスのもとに行こうとしたが、風を見て怖くなり、沈みかけたので叫んで言った、[主よ、私を助けてください]。
イエスはすぐ手を伸ばし、彼をつかまえて言われた、[信仰うすき者よ、なぜ疑ったのか]」。

これは、イエスの復活後の「顕現物語」であって、物体のイエスが湖を歩いて来たと考えたら、
単に怪しい話になってしまう。
これはキリスト体験のない人には、ほとんど理解不可能な話である。



読書 高橋三郎;『真理探究の旅』p,35~37より
高橋先生は、イエスがガリラヤ湖を歩いて来る話に関連して、イギリスの女性グラフィス・エイルワードさんの体験を紹介されている。

グラフィス・エイルワードは、1903年にロンドンの下町に生まれ、レストランの給仕をしていたが、
イエスを救い主と信じ受けた後、中国伝道の使命を信仰によって与えられた。

旅費の蓄えもなく、聖書について専門的に学んだわけでもないが、ただイエスからの招きと信じ、1932年10月15日に陸路シベリヤ経由で中国への旅に出た。
途中で列車が動かなくなり、極寒のシベリヤでプラットホームに置き去りにされたとか、ハルピンから南下して中国に入る当初の計画が満州事変のために不可能となり、ウラジオストック経由で日本に渡るというような、思いもかけない障害に何度も突き当たったが・・・中国伝道への召命は果たして本当だったのか、という疑いは一度も起こらなかったという。

もしこの疑いに取り憑かれたとしたら、彼女は収拾のつかぬ混乱に陥り、恐ろしい破滅に呑み込まれていったことであろう。

あのペトロの場合と同じように、ひたすらイエスを信じ、その招きを仰ぎ続けることが、試練にもちこたえる唯一の道であった。
山なす不可能事を乗り越え、十数年間にわたる中国伝道に身を挺した彼女の足跡は、闇夜にガリラヤ湖を漕ぎ進んだ弟子たちの信仰を、20世紀において再現した実話となったのである。

レオン・サリラ



 

★こんどは掛け軸?『谷川徹三先生』の書だ。

女 またわが家に宅急便から、古くさい包みがきた。
いそいそとレオン先生がうれしそうに包みを開けている。
あ〜また、コレクションぐせが始まったと私は気がきではない。
しかし、唯一の楽しみを奪ってはいけない・・・・。

以下はレオン•サリラのブログより抜粋
(こっそり転載します。)
また・・・削除しろ!・・・といわれそうですが。
中々若い頃のエピソードを聞くことがなかったので、ちょっとうれしいです。
(聞くと・・・何で過去が大事なのか?といわれていたからです。)
最近は、レオン先生も丸くなってきました。




*谷川徹三氏
日本の哲学者・法政大学総長などを歴任。

読書 以前は谷川徹三先生の色紙やいただいた絵画などを所有していたのですが、
今までの数々の転居の間に、いつの間にか全て失っていました。
今回、先生作の絵志野茶碗を見つけて購入することができましたが、
また掛け軸の「書」が売りに出ているのを見つけ、購入することができました。


 
今回の書は、恐らく谷川先生50代前後の作品と思え、私がお会いしていた頃の70代の書体とは大分違いますが、「これは先生の書だ! 真筆間違いない」とピンと来るものがあり、格安で購入することができました。晩年の書体とは大分違うため、真筆を疑う人もいて価格が上がらなかったのではないかと推察されます。そのおかげで、今回は私でも購入することができました。
直接教えを受けた尊敬する人の真筆は、何といってもその人の在りし頃の息づかいが伝わって来て、
自分の生きる姿勢を正されます。谷川先生は私が魂に最も刺激を受けた人の一人です。
先生に直接触れることがなければ、今の私の生き方も考え方もなかったことは確かです。

 
歩く哲学者のようであった谷川先生が、よく私のような者をお相手してくださったと、
ただただ感謝するばかりです。
今でも覚えている谷川先生に提出した論文の一つが、

「われわれは人間の内的獣性をいかにして完全に克服できるか」というものだったので、
20代の頃追求してた関心事と今の私の探求とは、ずっと一貫していることを改めて確認させられます。



(今回購入した谷川徹三先生直筆の「二行書」)
「学びて思わざれば、思い無くして学ばざるに等しい」
とでも読むのでしょうか。


レオン•サリラのブログより


 

★旅の始まり

 

      旅の始まり 

   友よ! 水は豊かだ。

   それは限りなく千変万化する。

   時には怒濤のように、

   時には限りなく溢れ、

   そして流れ、

   しかし その激しい流れの底では

   あの小さな魚たちの寄り添いと触れ合いとを、

   大切に守っていてくれるのではないだろうか。

   熱くもなく、冷たくもなく、

   その水底は限りない別世界なのではないだろうか。

   水の底は限りない無限空間。

   そこはいつでも 再び宇宙が誕生するところ。

   私たちは自分のことではなく、

   宇宙を探求し、宇宙と共にあるべきだ。

   愛は常に新しい宇宙を創造し、

   新しい宇宙を誕生させる。

   だから愛と共にあるならば、

   私たちは一つの宇宙である。

   愛———それは私たちにとり、男もなく女もなく、

   何ら分かたれることのないままに、

   ただただ一緒にいることである。

   ただただ一緒に、

   川のように流れてゆくことである。

   そのとき そこに、あなたと私と、存在していることの確かさ

   ———すなわち「愛と呼ばれているもの」が現われてくる。

   そのとき 初めて私たちは、

   あの流れゆく川の水音のように、

   愛そのものの声を聴くことができる。

   愛そのものを見ることができる。

   あの愛と呼ばれているものに、

   手で触れることができるのである。


        レオン・サリラ




 

★はじめてのサイン・・・出版パーティー前夜。

女 いよいよ本が出ました。
発売前の準備で、生まれて初めての本格的なサインを書いてもらいました。


*出版パーティー前日で・・・・大御所っぽい(笑)



*2年半がかりの大作業で完成。
うれしさが込み上げてきます。


女 『魔術師のトート・タロット』出版パーティーの模様は、写真が出来次第・・・近日大公開!
摩風ゆみ


 

★生き返らせるとは?

女  レオン先生には、一つ困ったことがあり、収集ぐせがあることなのです。
まずは本・・・・毎日のようにアマゾンから本が届く(古本ですが)
本棚から溢れて行き場がないのに・・・・
それ以外の収集にはレオン先生なりのブームがあり
以前は、ボールペン!
何でそんなにいるの?  
これが一番書きやすいんだといいながら、一番が沢山溢れている。

そして、また困ったことに・・・今回は「ぐい飲み」
・・・ たぶんTVのなんでも鑑定団が、レオン先生に火を点けたのだ。
もともと器は好きな人なのですが
ネットオークションなるものがあるので、それを観ている内に落札しては、
似たようなものが、何個か届けられて来ている。
え〜という感じなのですが?

ま、他に趣味も遊びもしないので、これ位は我慢しなければならないのかなあ〜と
私もチクチクいいながら様子を見ています。



それにしても何がすごいかというと・・・
落札したぐい飲みを毎日手に取り、触っては・・・「ダメだ!死んでいる。中々生き返らない。」と
もう2週間位、同じことを繰り返している。
水に浸けたり、乾かしたり、また水に浸けると、その後乾かす。それを1日に何度も繰り返す。
寝る時もそばに置いては、「光がでない。輝きが出ない。」
また次の日になると、「少し元気になってきた。」・・・などと独り言のように
器に話しかけている。

私が「そんなんで生き返るの?」と不思議そうに見ると・・・これは谷川徹三さんに教わったんだ、ということらしい。

以前、レオン先生は、初めてタロットを使う時も、枕元にタロットを置いて、
それから使っていたと言っていました。

本当に好きなものには愛情を注ぐんだ。びっくり


 
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