ひさしぶりのお茶の水界隈です。
用事を済ませて、散歩しながら帰ることにしました。
初めて東京に降りたったのは、お茶の水界隈でした。
九州からデザインの学校に行くために家出をして、この街に降りて学校に行ったのを覚えています。
(東京に行くならと父の猛反対にあい、家を追い出されたのが本当のところでした。笑)
なんやかんやで、最近は来ることはありませんでした。
とにかくひさしぶりです。
*お茶の水から水道橋にかけての神田川沿いの坂道。
東京の中でも大好きな坂道です。
早く帰りたがる、レオン先生をなんとか説き伏せて東京散歩の始まりです。
まずは、ランチ・・・最近レオン先生から「外しが多い」と、すっかり信用をなくしている私のチョイスですがとりあえず、ネット検索でお茶の水界隈、第1位の評判のお店に。
この安さなら、文句は言わないだろう!今日はここ。
讃岐うどんのお店
「まる香」です。
ちょっとだけ、並びます。
安くてうまい・・・つゆうどん400円。
麺が評判のようですが、今まで東京で食べた讃岐うどんの中では、つるつるのどごしで確かに美味しい。天ぷらは衣が分厚過ぎますが。
毎日のランチを考えると、こんなお店が近くにあると助かります。
なんとなく、昔を偲んで、すぐには帰りたくない。
聖橋まで来て、「ニコライ堂」があったのを思い出しました。
近隣のビルが高くなったために、どこにあったかが見えない。
多分、30年ぶりです。
初めての東京生活でのXmas・・・1年だけ妹と暮らしていました。
どこにもあてもない私たちにとって、Xmasをニコライ堂に行くことにしたのでした。
初めて見る教会のXmasの儀式は、煌びやかで赤い絨毯とあっちこっちのロウソクの灯火の中に、人が溢れていました。
よくわからないまま・・・人の流れにのって・・・(信徒でもないのに)
外国の司祭の方でしたので、言葉もわからず・・・そのままうなずき・・・。
「ホスティア」(薄いせんべいのようなもの)を口に入れられたのを覚えています。
妹と食べて良かったのか?どうだったのか?後で悩みましたが・・・
今回の訪問で許してもらいましょう。
教会の中では暖かいストーブを囲み、後ろのイスにすわり・・・ただそこにレオン先生といました。
なんか、以前とは違う気持でいることができました。
「聖橋」を渡ると、これも日本風の建物・・・これも妹と行った「湯島聖堂」でした。
当時は、何のお寺なのか?
これもよく分からず・・・東京見物のつもりで眺めていました。
ここでも、早く帰りたがるレオン先生を再度引き止めて、立ち寄ることにしました。
*聖橋:2つの聖堂、ニコライ堂と川向こうの湯島聖堂を結ぶ橋からきている(wikipediaより)
*誰もいない聖堂の前で、1人の若い男性がお祈りしていました。
きっとこれからの日本を担っていく人になって行くのでしょう。
私も、タロットの学びをしっかりしなければ。
とにかくデカい「孔子像」があります・・・世界一高いらしですが。
日本の学校教育の発祥の地といわれています。
建物が、寺でもなく不思議な雰囲気を醸し出しています。
当時は、扉も開いていたはずでしたが・・・閉まりきった扉は、異国の世界に入ったようでした。
(土日祝日は公開しているそうです。)
当時の学問所の敷地は、現在の東京医科歯科大学の湯島キャンパスになっているとのことです。
すっかり歩きつかれた私たちは、湯島聖堂の真ん前にある雰囲気のいいカフェ発見。
めったに飲まない紅茶を飲みながら・・・神田川にかかる聖橋と電車を眺めがら「1つの車窓のような景色」に浸っていました。
なんか・・・いいなぁ〜。
とにかく、この10年近くただただ小走りで走ってきたような人生でした。
これからもっと、レオン先生とそして生徒さんや仲間と東京再発見をしたいと感じました。
東京の素敵な1枚の絵を観るように、ひらめきの散歩でしたが・・・お茶の水界隈、ステキでした。
散策の途中で、行きたいお店を続々発見できました。
また、これは行くしかない。
東京ならではの文化が香る、お茶の水でした。
摩風ゆみ(マシュー)